石田衣良著です。
面白かった。
この本はメールマガジンで配信されていたものを書籍化されたようですね。
私は石田衣良さんの作品をいくつか読んでいるのですが、この本が1番好きかもしれないです。
色んなことが幅広く書いてあり、人生相談、短い物語、社会問題、好きな本、そして、石田衣良さんが書かれた登場人物の文などなど。
色んなことに触れられていて、石田さん文系だけじゃなく、数字にもお強いんだなあ…と、色んな顔が垣間見られます。
まあ、本だけを見て知った気になるのもよくないですが、石田衣良さんのイメージは幅広い知識を持った方というイメージです。
色んなことに興味がお有りなんだなあと思いました。
まるで、行きつけの文壇バーに行って、そこで、「君は、この世をどう思っているんだい?」とパイプを加える衣良さんに尋ねられてる気分。
そして私が、「うたかた、何じゃないですか」と言ったら、煙をくゆらせて、「悪くもないけど良くもない、君は悲観論者かもな」と言われるかもな。
何故か明治の文豪を思ったのは、多分、衣良さんが明治の文豪の小説をお読みになってるからだろう。
そうでした、衣良さんは、こちらの本で色んな本をご紹介になってます、序盤で言ったけども。
面白そうなので、読んでみたくなるアタクシでございます。