樹木希林著です。
人生の折り返し地点にはまだまだ至っていないのかもしれない私ですが、若い頃はイライラしたり、家族とぶつかったり、今でも多少いざこざはありますが、当時は若かったな。
私はまだまだ人生を語れるような年齢でもありませんが、年齢を重ねて思ったことは、受け入れるしかないのかもしれん…。
その思いをこの本を読んでさらに強くしました。
老いも、周りのことも、はたまた身近にいる好きな人に対しても、抗うより面白がった方がいいのかもしれない。
私はまだその境地になれないので、まあ、訓練あるのみですね。
この態度も抗いなのかもしれない…。
本を読み終えて、何となく、すとんと気持ちが落ち着いたのは、色々考え過ぎていたのが、整理されたのかなあとも思いました。
私は無駄なものを抱え過ぎていたのかなあと。
シンプルでいいんですよね。
私も四十路ですから、そろそろ色んなものを整理する時間帯が来始めたのかもしれないなあ。
あと、樹木希林さんの話しのなかで、おんなじだと思ったのが、ケチなエピソードですね。
私も物の役目が終わるほど、使い込みたい質なので、読んでいて笑ってしまった。
家族に捨てろと言われても、いやいや、まだ使えるっしょと言っている私。
希林さんに言われて、市民権を得た気がしました。