私が三浦春馬くんを知ったのは、映画、恋空である。
その時の印象は、若い俳優さんが出てきたなあくらいだったのだが、ドラマ、ラストシンデレラを見て、イメージがガラッと変わった。
妙な色気がある、そんな風に思った。
特に父親を睨みつけるシーンなんかは、向こうっ気の強いファイターのようで、心揺さぶられた。
父親に挑む目線が何者にも屈しないという、強く、そして、独特な色気を放っていた。
このドラマは簡単に言うと、ラブコメディである。
篠原涼子さん演じる四十路の美容師と20代の三浦春馬くんとの恋愛モノである。
ちょっぴり恋したいなあと思っている人にはうってつけじゃないでしょうか。
女の子の好きなシチュエーションが満載である。
私の春馬くんのイメージは、このドラマの雰囲気であった。
人当たり良く、明るく、そして、繊細で何かに傷ついている、そんなイメージだった。
女の子の好きなシチュエーションじゃないけれど、どこか母性本能をくすぐる不思議な魅力があった。
今年であろうか、このドラマの再放送をやっていた。
新聞のテレビ欄で見つけた。
彼はいないのに、テレビのなかでは生き生きしている。
不思議な感覚だった。
まだまだ作品を見たかったな。
あの世では自分を解き放つことが出来ただろうか。
いちファンで話したことはもちろんないけども、寿命を全うしたら、いつかあなたのファンだったと知らせに行きたい。