ラストマネー 愛の値段

ドラマです。

伊藤英明さんと高島礼子さんが演じておられました。

一般的に悪女と言われる女性とはどんなイメージか。

お金と美の執着が強いイメージが私にはあります。

そして、それなりに美しい。

このドラマに出てくる女性もまた、お金に執着し、また美しいのですが、どうも自分の子どものためのようなんですよね。

物語の終盤になってくると、彼女の生い立ちが見えてくるのですが、悪女になるパターン踏んでるなと思うのは、私だけじゃないはず。

このドラマは、生命保険を取り扱うドラマで、悪女のストーリーと、並行にまた別の人物たちの保険の物語も展開されていきます。

生命保険を通して、色んな人間ドラマがあるんだなあと。

私としては、主人公とその悪女のやり取りが印象に残っています。

私のなかではこんなイメージ。

嵐の晩、真っ暗な洞窟で雨宿りしていると、もう一人、雨宿りに来た。

しばらく雨が続くのと相手の顔が見えないのとで、お互いの打ち明け話をする。

話していく内に、二人は敵対する者同士だと知るが、殺し合いはしなかった。

私はどうも明るい話よりも、本音を少し語る話のが好きなようです。

人間の本質が出てくるのは、お天道様が出ている時よりも、顔が分からないくらいの月のような暗さじゃないだろうか。

このドラマが印象に残っているのは、きっと、私の知りたい人間の矛盾を少し扱っているからかもしれない。