Get Wild

「おい、起きろよ」

「眠い。今何時だ?」

「午前2時回ったとこ。しっかり睡眠取れてんな。よかったな」

「最近眠れなくて、肌荒れ酷いんだよ」

「クリーム塗っとけ。おい、行くぞ」

俺達は二人組で、今、村を盗賊から守る仕事をしている。

昔々、この辺りには、日本という国があったらしい。

いつぞやの預言者の予言が当たって滅んだんだと。

そして今は、文明が退化し、地域ごとに村が点在してる。

その中の一つの村を盗賊から守る仕事をしている。

今日は盗賊たちのアジトが分かったので、ちょっかいをかけるのだ。

「小屋の中に8人だ。煙玉を入口に放り込んで、出てきたところを刀でバッサリと」

「まあ、検討はついてたけどな。恐らく奴ら、油断してるだろうな。村の奴らが俺らみたいなのを雇ってるとは思ってないだろう」

「だろうな、でなきゃもっと厳重にしてるだろうからな」

こんなに滅びても、音楽というのは残ってて、相方の弟が音楽を復元してる。

音楽が好きな俺は、村で教えてもらった音楽をたまに復元してもらってる。

最近のお気に入りは、TMネットワークGet Wildという曲。

古文書に、Get Wild退勤なるものがあったと書かれてて、実際はどんなんだったのか気になる。

俺も今日の仕事が終わったら、Get Wild退勤になるのか。

さて、とりあえず戦いに参る!