言わずと知れた紫式部の作品です。
日本に住んでいて女性なら一度は読んだほうがいいだろうと思い、漫画と本で読みました。
他にもちらちらと読んだのですが、まあそこは。
読んだ感想は、縮図だなと思いました、単純に。
色んな恋愛が宮中でそれこそ花が咲くように咲き乱れていたのだろうと。
自分の年齢が男の恋人より高くて、プライドの高さから甘えられず恋人が来るのをジリジリと待つ女性や、恋人に愛されてるけど、「私のことをどう見ているの?」と思う女性や、もうなんか私の中では恋愛の面倒なところを見ている気分。
しかし面白いですけどね。
紫式部は女性でしたが、男の生態をよく捉えているなあと思う。
雨の日の男の座談会なんて特に。
私、読んでいた時は、明石の君が好きだったんですが、今は夕顔でしょうか。
とある漫画にこんな台詞が、
「私のことは怖くないのですか?」
「怖くないわ。だって優しい目をしてる。傷付いてるだけよ、あなたは」
男の弱さを察した上で包み込む女性のもとに結局男性は帰っていくのでしょうね。