いつか、君へガールズ&いつか、君へボーイズ

短編集です。

色んな小説家の方々が書いておられます。

ちなみに、ガールズで一冊、ボーイズで一冊です。

さてさて、感想ですが、色んな青春に触れられて、私はとても不思議な感じがした。

私も確かに青春時代は過ごしていて、まあ、男性とはお付き合いをすることはなかったけども、それが一般的な青春の一つだろうと思っていた。

冴えない私は、普通の中高生ならこんな感じだろうというオーソドックスな青春を過ごしたと思う。

物語であれど、私が青春時代を過ごしている時に、同時進行で、私以外の青春時代もあるわけで。

それがリアルタイムに並行して起こってる。

私はそれをパラレルワールドのように、同一線上に見てる。

不思議な感じがする。

物語で見てるだけかもしれないが、そこには誰かの青春時代が繰り広げられていて、誰かに振られたり、誰かにトラウマを開放してもらったり、はたまた友だちがいたり。

私はなんだかそれを夜景を見ている時の感覚に似ているなあと思う。

一軒一軒の家々の明かりは、誰かが生きている証拠で、それぞれ色んなドラマがあって、それを私は高台から見ている。

こんな風に神様はずっと、夜景を眺めるように、人間たちの営みを見ていたのだろうか。

話しそれましたね。

まあ、要するに、色んな青春があると言いたい。

恋だけが青春じゃないし、人が青春時代に心動かされるのもそれぞれかもな。

高台から見てて思ったのである。