ドライブ

なんとなく助手席乗って、窓ガラスに映る自分を見る。

外は秋の日差しで、田んぼにはお米がたわわに実っている。

景色が黄金色してる。

農作物が出来ることを、秋祭りで祝うのだろうか。

冬に入ると、雪が降ってくる曇り空。

車の中は暖房が掛かっているけど、外が寒そうなのはよく分かる。

だって、フロントガラスが曇るから。

夜の雪がフロントガラスに当たって、ワープしてるみたい。

他の車の音も心無しか小さくなってる。

タイムマシーンの様にワープする。

春は桜の下を車で走る。

花霞で少し目が眩む。

青空と桜のコントラストが美しい。

昔、高校で習った和歌を思い出す。

その時代からも爽やかな色彩を感じるセンスあったんだ。

夏がやってくる。

ドライブといえば、夏の海岸線でしょう。

海が見えたらテンション上がるの、何でだろう。

日差しが強くて眩しいけど、それもまた夏の思い出。

夏の曲が心のなかで浮かんでは消えを繰り返す。

夏、サイコー!

ドライブ楽しいですよね。

私は専ら助手席専門。

音楽を聴きながら、遠い記憶を思い出す。

そして、春夏秋冬の思い出が音楽と相まって、ドライブの時に、懐かしさでむせるほど思い出す。

私がドライブの時に、黄昏れているのは、遠い記憶を思い出してるからです。