空色勾玉

荻原規子著です。

日本神話がベースのようで、日本独自のファンタジー小説になっております。

面白かったです。

豊葦原という神が住まう土地が舞台なのですが、不死の国の輝く神と闇の陰の国との戦いのストーリー。

なんですけど、初めは、村娘、狭也という主人公の女の子が15歳になって、儀式に参加するところから始まります。

その儀式は村の15歳になった子たちを集めて、踊りか何かをするんじゃなかったかな。

で、集められた子たちは、結婚相手を見つけるのです。

そのための儀式。

そこで、狭也は、チビの男の子に話し掛けられるのですが、その男の子は…と記憶している。

そこからまた物語が展開していきます。

しかし、私は日本神話をほとんど知らなかったのですが、色んな神様がおられるのですね。

八百万の神と言われていたけれど、なるほど。

私は勝手に神様って争いを嫌うんじゃないかと思ってましたが、がっつり戦ってます。

記憶を辿ると、この物語、父神と母神の戦いではなかったかな。

そこに巻き込まれていく人々。

いや、神々か?

私はこの物語、主人公が成長していく物語にも見えたかな。

稚羽矢という男の子が出てくるのですが、その子が特に。

面白かったです。

日本神話をかいつまんでかもしれませんが、物語を通して知ることが出来て、楽しかったです。