書くと野暮かなと思いつつ。
切なさの制限と悲しみのリンクほど盛り上がるものはない。
持論ですが。
何も障害がなく、ほんわかと進む恋愛もなかなかいいのですが、私は制限される切なさも好きだなあ。
物語としては、ですが。
例えば、今日だけしか会うことが叶わない面会とか、お互いの素性が分からなく、本当は敵同士で、惹かれ合うとか、はたまた、これから袂を分かつ前の涙を堪えながらの最後の晩餐とかね。
ドラマチックな気がしませんか?
制限されると俄然燃えるの何でだろう。
すごく集中力上がりますよね。
ほっこりしていた時には分散されていた集中力が、制限されるという形になって増すのかもしれません。
全くの専門外ですが。
ところで、私としては、悲しみのリンクも気になる。
例えば、私が叱責を受けた、で、彼氏がプロジェクトの責任者を外された。
同じように傷を負うことで出来る気持ちの連帯感。
これはアタクシ、前者の切なさの制限と同じくらい質悪いなと思ってまして。
周りが見えなくなるし、傷の甜め合いになりますからね。
あんまりいい結果が生まれる気がしないな。
物語ではいい演出になると思いますが、実生活ではあんまり起こらない方がいいですよね。
そういうシチュエーションになったとしても、一度だけ経験して、あんまり常態化しない方がいい気が致します。