アイネクライネナハトムジーク

伊坂幸太郎著です。

恋愛のオムニバスですかね。

ちょっぴり謎もあったりして、一つの物語を読み終えると、あー、そういうことかってなります。

なんかほっこりしましたよね。

ハードボイルドな作品が多いのかなと思っていましたが、この作品は一味違いました。

ふっと目を細めてしまう感じ。

あと、すげえ時空飛ぶ。

今と過去をやり取りします、短い物語のなかで。

ちなみに私が好きな物語は、美容師さんとお客さんの弟くんとの物語かな。

最後に弟くんのことが分かるのですが、やり取りがなんかよかったですね。

ちょっぴり微笑んでしまった。

やはり物語は幸せな気持ちになるものを選んでしまいます。

私の読む本、特にその傾向が強い。

そして、この本もなんか幸せな気持ちになる。

登場人物たちが色んな繋がりで書かれてて、色んな恋愛の形も見られます。

一般的なラブストーリーとはまた違うかな。

伊坂さんの独特なラブストーリーですね。

面白かったです。

青春!とか、大人!とか、そういうくくりとはなんとなく違って、楽しかった。

まあ、青春でも、大人でもあるけどさ。

物語の伏線も回収されてましたね。

なかなか恋のタイミングって難しいけど、恋っていいよなって思うよね。