幼い頃

小学生の時、私は親しい友達はあまりおりませんでした。

夕方は一人、2時間のサスペンスドラマの再放送を観ておりました。

大人の世界に興味があって、あの時代のドラマ、色気あるんですよね。

じっと観ていました。

一度、友達との約束をドタキャンしたことがあるくらい観てた。

あとは、雑誌の特集で、嫁姑問題のコーナーも見てましたね。

どっちも正しくてどっちも間違ってると思って読んでました。

大人の話しを見聞きするのは嫌いではありませんでした。

早く大人になりたかった訳ではないけれど、大人って楽しそうだなと思っていた。

当時の私の大人のイメージは、書斎を持ってて、葉巻を吸いながら、ウィスキーを嗜み、本を読み耽るオジサマ。

ダンディーな文豪のイメージですわ。

この後、編集者がみえて、「先生書けましたか?バーかどこか行きましょう!」みたいなイメージですよね。

憧れていました。

大人っていいなと思っていた。

住宅展示場を見て回っていた時期があったのですが、書斎をよく見てた。

英字の本とか、万年筆とか置いてあって、電気も点いてるけど、薄暗い感じで、「うわあ!大人男だあ!」とかテンション上がりましたよね。

しかし、やっぱ好みが独特だわ…。

友達と話し合わんわな…。

2時間サスペンス観る小学生って珍しいのかな。