本を読むのが苦手だった。
そもそもじっとしていることが出来なかった。
学生時代、朝礼でじっと出来ず、小刻みに動いていた。
それくらいじっとしているのは苦手であった。
ただでさえ大人しくしていることが出来ないのに、活字を追うという単純作業の繰り返し(厳密に言うと、目で追う単語は変わるから、単純作業とは微妙に異なるが)をやれる訳がないと思っていた。
苦痛の上に苦痛が重なって、あの、これ、悟りを開く為の苦行ですかあ?とすら思っていた。
人間年取るのも悪くないですね。
今は本を読むことが好きだったりする。
きっかけは占いですよね。
ちょうど運気が悪くて、新しいことは始めない方がいいと書かれていたので、本読もうかなとなりました。
始めの方は苦行ですよね。
とりあえず、厚さが薄くて、文字が大きな本から読もうと、そこから始めましたよね。
一冊読み終えて、今度はスマホで検索して、オススメされている本を読んだりしました。
私のなかで一番集中して読んだのは、魅力的な男性キャラクターが出てくる本ですよね。
その人のことが知りたくて知りたくて、先へ先へと読ます。
今思えば、その本との出会いが本を読むことへの興味を持った出来事な気がする。
まあ、自分の好きなように読んでるから、作者の意図をちゃんと理解してるかは謎だけど、楽しい。