真夏の夜の夢

シェイクスピア著です。

かーなり平たく言うと、ラブコメディです。

とあるカップルが、駆け落ちするために森に行くのですが、その頃、妖精の国王と女王が喧嘩をするわけです。

そこで、国王が眠っている女王のまぶたに媚薬を塗ります。

その媚薬は、目覚めて初めて見た人を好きになる媚薬で、その媚薬が何故かいたずら好きの妖精にいき、駆け落ちカップルの男性に掛かり、彼のことが好きで駆け落ちを止めに来た女性を彼が見てしまい、一方、妖精の女王は、ロバの顔を被った男を見て…。

みたいな話しだったはず。

私、この戯曲、中学生の時に観たのですが、すごく面白かった記憶があります。

分かりやすく言えば、らんま1/2みたいなハチャメチャ具合。

通じますか?

要するに、恋の一方通行が媚薬が掛かったことにより、あべこべ、ハチャメチャになるということですが、面白かったですねえ…。

観ていて、私たちの価値観もこんな風じゃないかと思ったよね。

絶対にこれだという価値観なんて、人間の考えてるなかでは、ないのかもなあ。

だって、駆け落ちするほど愛してたのに、媚薬によって、180°変わったからね。

この世の出来事は全部まやかしかも。

何かで、この世は神様が見ている夢なんて言われますが、あながち違うとも言えないのかな。

それくらいあやふやだ。

真夏の夜の夢は、この世のことを皮肉ってるのかなと持論。

媚薬は思い込みの比喩なのかも。