山田詠美著です。
ちょっぴり生意気な男子高校生、時田秀美くんの話し。
私はこの物語を数年前に読みました。
その時は、なんてませた男の子なんだと思ってました。
もし仮に、時田くんと学生時代に会ってたら、うあー!大人だ!この人面白いなあとなっていただろうと思う。
憧れて取り巻きの一人になってたかも。
今会ったら、ちょっとちょっとお、年上女性喜ばすフレーズ言うんじゃないよ…。
末恐ろしいなと思ってたかも。
時田くんはそれくらいませてます。
物語の始めの方で、哲学的なことを言っている印象があって、成績悪いって言ってたけど、本当に成績悪いんか…?って思ったよね。
サバイバル能力というか、地頭いいんじゃないかと。
でなければ、ショットバーで働いている桃子さんと付き合えないだろう。
面白かったです。
学校って、みんなに合わせるとか、集団行動とか、求められる時あるけども、人間的な魅力を感じるのって、疑問感じる人ですよね。
全部が全部間違ってると思ってて、反抗するのとはまた違う。
集団行動に合われるけど、なんか変だなと感じる人は魅力的に感じる。
面白かったです。
身近にいたら、刺激的で楽しい子だろうな。
いや、私の手には負えないかも。